CT(computed tomography)検査とは
体の周囲からX線をあて、あらゆる断面画像が撮影できる検査です。 臓器の背後や内部に隠れている病変を発見したり、病変と周囲の臓器との関係を詳しく調べたりできます。 また、撮影画像を元に様々な3D画像を構成することができます。
検査の種類
検査は大きく分けて「単純CT」と「造影CT」があります。 単純CTは薬剤を使わない検査です。 造影CTでは途中で造影剤という薬剤を注射します。造影剤を使うことにより病変が見やすくなる、 血管の走行がわかるといった利点が生まれます。
時間
当院では2台のCT装置が稼動しています。 造影CTは予約時間制です。予約時間より早く来られても、お待ちいただく場合があります。
検査の場所
1階画像診断受付にて受付してください。名前をお呼びしますので、待合でお待ちください。
検査の流れ
更衣(金属類は画像に影響しますので、撮影部位にかかるものは外していただきます) ↓ CT装置の寝台に寝てもらいます。 ↓ 撮影します。 息止めなどの合図がある以外は体を動かさないでください。 ↓ 造影CTでは造影剤を注射します。 ↓ 撮影します。 ↓ 副作用がないか確認してから終了です。
特殊な検査
◆ 大腸CT
大腸を炭酸ガスで満たすことにより、大腸全体の形態を観察でき、また、内視鏡のように内部を観察できる検査です。 ポリープや腫瘍を発見できます。 大腸内視鏡よりも比較的苦痛が少ないといわれ、短時間で検査できます。 前日より食事制限があり、当日は下剤により腸の中を空にしてもらいます。 当院では大腸肛門科、外科、消化器科で検査を受け付けています。
◆ 冠動脈CT
心電図と同期することにより、心臓の血管(=冠動脈)を撮影する検査です。 血管の石灰化や血栓を調べることができ、心筋梗塞や狭心症の発見に役立ちます。 心臓カテーテルより簡便で入院の必要が無く、痛みも少なくすみます。 当院では循環器科、内分泌科で検査を受け付けています。
CT検査でよくある質問
市 立 砺 波 総 合 病 院