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各部門

輸血センター

輸血センターは、患者さんに輸血されるまでの準備をする部署です。主に次のような仕事を行っています。

製剤管理

製剤管理の仕事は、主に二つあります。一つは、血液製剤の注文を行っています。また、各種血液製剤には、適性な温度で保管する必要がありその管理をしています。 もう一つは、毎日どれだけ血液製剤が使用されているかの記録をしています。血液製剤の適性な使用のため輸血療法委員会に製剤の使用数を報告しています。

令和4年度 血液製剤使用状況

赤血球製剤(RBC) 2,646単位
血小板製剤(PC) 2,945単位
新鮮凍結血漿(FFP) 286単位(血漿交換30単位)
アルブミン製剤(ALB) 2,779単位(血漿交換850単位)

検査

輸血に必要な検査を行っています。ABO式血液型、Rh式血液型、交差適合試験、不規則抗体検査などを行っています。 不適合輸血は絶対あってはならないので血液型の判定は、異なる時期の採血で2回行い同一の結果が得られることを確認しています。 また、最新の機器を導入し安全には万全を期しています。

副作用管理

稀に輸血を行うと患者さんに副作用が起こる可能性があります。副作用にはいろいろな種類があります。 起こった副作用を集計したり、原因を調べるためにその他の機関(日本赤十字血液センター等)に検査依頼しています 。また、同意を得た患者さんから輸血前の血液の一部を2年間凍結保存しています。

自己血輸血

輸血センターでは自己血(自分の血液を貯めておいて出血時に備える事)の管理も行っています。当院では手術前に自己血を採取することをおすすめしています。 自己血を採取できる条件は次の通りです。

  • 手術前の状態が良く、緊急手術を要しない場合
  • 手術中の出血量が予想でき、輸血が必要となる場合
  • 患者さんが稀な血液型の場合
  • 以前に輸血副作用が起こった場合
  • 宗教的信仰によって同種血(他人の血液)を拒否される場合

その他条件がございますので担当の医師にお尋ねください。

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