砺波市

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千光寺観音堂   

千光寺観音堂(せんこうじかんのんどう)

昭和50年6月6日・市指定
砺波市芹谷

 千光寺は大宝3年(703)天竺(てんじく)(インド)の僧法道(ほうどう)上人の開基と伝える古刹(こさつ)で、はじめ三論(さんろん)宗に属していましたが、後に真言宗に改められました。戦国時代には上杉謙信が戦勝祈願をし、江戸時代には加賀藩の保護を受けたと伝えられています。
戦国争乱の折、堂宇を焼かれ、その後再建された建物も元和4年(1618)の火事で焼失、江戸時代の中期に至って順次再興、すなわち、宝暦元年(1751)に本堂と庫裏、同10年(1760)に観音堂、寛政9年(1797)に山門が建てられました。しかし、観音堂は当初間口は3間と小さかったので文政2年(1819)に再建され、9月24日に立柱しました。
 観音堂は本尊の銅造観世音菩薩(県指定文化財)を安置する建物で、棟梁は井波大工の二代目松井角平恒徳。内陣の須弥壇(しゅみだん)(仏像や厨子を安置する壇)は文政7年(1824)、三代松井角平恒久によって造られ、さらに屋根の小屋組は慶応2年(1866)、四代松井角平恒廣によって改められました。(「本堂造立普請中大工木挽屋根方并諸入用等払方留記」)
 間口5間(11.8m)、奥行5間(14.25m)の大建築で、入母屋妻入り(いりもやつまいり)の大屋根と、後方内陣部分に5間3間の入母屋平入りの重屋根をのせ、前側に1間の唐破風(からはふ)の向拝(こうはい)(参詣人が礼拝する所)をつけ、軒の出も深く、雄大な歴史の重みを感じさせてくれます。材料は総欅造り、屋根はコケラ葺きでしたが、昭和53年に銅版葺きに改められました。
 建具は桟唐戸や蔀戸及び連子窓などが並び、向拝には迫力ある龍の欄間や竹に虎の彫刻が施され、室内の欄間には様々な姿の見事な唐獅子彫刻と素晴らしい観音堂です。

北陸観音霊場28番札所

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