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ラ・ラ・ラ・ライブラリー 砺波市立図書館

2020年02月06日 14:28



毎月第1木曜日の12:20からは砺波図書館ラジオの日!


FMとなみ【76.9㎒】さんでイベント予定や
オススメ本を紹介させていただきました。

2月のイベントとして

★図書館友の会講演会
「「令和」の典拠 『万葉集』について」★

日時:2月22日(土) 14:00〜15:30
場所:砺波図書館3F
参加費:無料
申 込:不要(入場は先着順となります)


講師は、NHK「日めくり万葉集」の番組監修もされている、
高岡市万葉歴史館館長の坂本信幸氏です。
「令和」の典拠となった『万葉集』のおはなしを、
この機会にぜひお聴きください。



さて今月紹介した本です。



「竜になれ、馬になれ」
(尾崎英子‖著)


著者の尾崎さんは1978年生まれ。
2013年に「小さいおじさん」でボイルドエッグズ新人賞を受賞してデビューされました。
この作品が4作目となり、将棋を題材としています。

主人公は小学6年生のハル。
子供以上、思春期未満で、心にはたくさんの言葉が浮かぶのに、
両親にも友達にも素直な気持ちを伝えられずにいる女の子です。
ぽつんと取り残されたような、漠然として不安や、
刻一刻と表情を変える少女の日々が、
眩しいほど鮮やかに、泣きたくなるほど繊細に描かれています。

友達に話せない秘密を抱え、不安でいっぱいのハルは、
「将棋がさせるカフェ」で元女流棋士の夕子に出会います。
学校では将棋部に入っているハルですが、
はじめて対局した夕子になぜか秘密を打ち明けられたことで
学校でも家でもない、日常から少しだけ離れた
その場所が大切な居場所になるのでした。

もう一人の主人公、夕子の物語では、
将棋界の厳しい勝負の世界が描かれます。
選ばれし者でも、天才でなくても、そこで生きることは厳しい。
それでも将棋を通じて心を通わせていく出会いがあり、
それは夕子を、そしてハルを変えていくのです。

『子どもたちがゆっくり思春期と向かい合えないこの時代に、
「こっちだよ」と戸を開けて呼び入れてくれる大人がいてほしい、そうありたい。』
そんな思いで書かれたというこの作品。
将棋を通して、人と自分と向き合っていく物語です。


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