2020年01月11日 09:54
☆1月のラジオで紹介した本です☆
毎月第1木曜日の12:20からは砺波図書館ラジオの日!
FMとなみ【76.9㎒】さんでイベント予定や
オススメ本を紹介させていただきました。
現在砺波図書館では、科学をテーマにした本を集めた
★科学道100冊★
の特別企画展示を開催中です。
1/15(水)からは貸出もできますので、
科学のおもしろさを書籍で体感してくださいね♪
それに関連して、子ども向けタイアップ企画も!
★子ども科学ショー&ものづくり教室★
日時:1/19(日) 13:30〜15:00(2日間の教室です)
場所:庄川生涯学習センター 1階多目的ホール
対象:小学校3年生から6年生(保護者同伴でお願いします)
参加費:お一人100円
定員は親子30組ですので、お早目にお申込みくださいね!
さて今月は、お正月にちなんだ本を紹介しました。
「パワースポットはここですね」
(高橋秀実‖著)
著者の高橋さんは1961年生まれのノンフィクション作家です。
2012年の『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』は、
第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞したほか、
ドラマ化もされるほど話題となりました。
著者は、日本にある世界遺産を巡り、日本を浮き彫りにしたい、
英訳も視野に入れて、ガイドブックのような本を作ってみたい
と目論んで取材に出たそうです。
ところが取材先の地元の人の元気がない。
取材先ではなく「パワースポットに行く」と答える方も。
そこで「パワースポット」について調べ始めた著者。
オカルト雑誌『ムー』の編集長によると、、
パワースポットは必ずしも神社の社殿などではなく、
境内の中の井戸、参道にある岩など一種の変化球であり、
写真を待ち受けにしたり、SNSにあげたり、時代にもマッチしているという話でした。
先行きの希望が見えない時代だからこそ、
せめてパワーをもらおうと人は「パワースポット」に向かう。
著者はそんな場所を巡りながら、「パワースポット」とは、
自分が「居る」ことが実感できる場所なのではないかと思索を深めていきます。
事実から探っていこうとする姿勢はさすがノンフィクション作家。
日本人の感性についても考えさせられる1冊です。
立山博物館も「三途の川」の項で取り上げられていますよ。