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2012年01月19日  17:45

公卿塚(くぎょうつか)



■公卿塚(九人塚)・砺波市安川

安川の薬勝寺から南(三谷・庄川方面)へ300メートル行ったところ、右手にこの公卿塚があります。柵みたいなものはないけど墳丘になっているのですぐにわかります。
般若野荘の領主であった徳大寺家実道が、現地で自家の支配地確認のため、1545年越中般若野荘へ下向した際に当地の武家・荘民の違乱にあい殺害された実道の従者の墓として伝えられています。

中央の宝篋印塔は昭和44年秋に建立されたもの。そしてその周辺に五輪塔が多数あります。
五輪塔の存在は、多くは領主層の手によって建てられたと考えられていて、供養や墓石を目的として作られたものだそうです。

資料には塚の上に五輪塔の空風7個、火輪2個、水輪10個、地輪6個があるとなっていて、確かに確認できました。
また、水輪1個は石垣の中にあり、水輪の中には直径30cmばかりのものや、力強い薬研彫りの梵字バン(金剛界大日)の刻まれたものがあるとされていますが、刻まれたバンの文字が石の風化で確認できないのと、資料をあとで見つけたので石垣の確認はできていません。(今度ゆっくり探してみようっと。)
造立時期はおおむね南北朝期から室町期と推定されるそうなので450年は経っていることになりますね。
中世のものは市内では少ないので貴重です。


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