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2011年09月26日  14:43

千光寺道標石塔



■千光寺道標石塔・砺波市三合新

庄川右岸の芹谷段丘には、江戸時代に「巡見使道」として使われていた古い旧道があり、国道359号線から少し入ったその道縁に石塔は建っている。石塔は、これまでに二度倒壊しているが、平成18年(2006年)、千光寺観世音菩薩像(富山県指定文化財)の33年御開帳の際に千光寺と地元の篤志によって修復再建された。

石の大きさは、棹石(さおいし)174cm、幅25.7cmで、石に刻まれた銘文には、「苦しみから逃れ、幸福に生きることは生きものの本性であり、その願いをかなえるのが仏様である。千光寺の観音様は天竺からこの地に渡来され、大宝三年(703年)から祀られているが、皆さんもお参りになってあらたかなお力を受けられるがよい。」(解説 金子容士)とある。
背面には「千光寺五十九代僧性海粛誌」、右面には「芹谷山観音道 従是八町」とあり、一町が109メートルなので千光寺まで約872メートルであることを示している。資料には他に、「石工 井波善次郎」の文字が刻まれているとなっているが、見つけられなかった。

「芹谷山千光寺拝領地絵図」(千光寺蔵)では、この石塔から「参道」と記されており、参道は寺社や寺に参拝するために設けられた道であることから、この場所が千光寺にとって重要な場所であることがわかる。


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