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2011年08月08日  17:24

東中の六地蔵



■東中の六地蔵・砺波市東中

砺波市林地区に地蔵河原といわれる場所がある。

室町時代ごろまでは、このあたりを大きな庄川が流れていたのです。当時は「中村川」といいましたが、ここはその川の東の岸でした。そこに地蔵堂が建てられたので、こう呼ばれるようになったのです。
この地蔵堂が建てられたのは江戸時代の終わりごろで、文化元年(1804)のことです。この近くにすんでいた仁兵衛(四代目)さんは、たいそう信心深く、先祖の恩に報いようと建てたのです。三代目仁兵衛さんのころから奉行所にお願いしてあったので、願いがかなって落成したときは、村をあげてお祝いをしました。夜通しで御詠歌をうたったり、能登・加賀・越中から集まった若衆が相撲を取ったりして、大にぎわいでした。
しばらくして大凶作が起こり、続いていた地蔵祭りをやむなくとりやめにしました。餓死者も多く、藁まで煮て食べるありさまでした。その後も、村に災難が続いていたので、村人たちは「これは地蔵祭りをとりやめにしたからだ。」と話し合い、何とかお祭りを再開しました。そのとき、地蔵堂の扉を開けると、中から喜びの大声が響き、地蔵様の目から涙がこぼれ、床をぬらしたそうです。
それからというもの、村人の信仰はますます厚くなり、今も毎年九月十四日に地蔵祭をとりおこなっています。(地蔵堂前案内看板より)






地蔵堂の向い側に不動明王石仏が安置されている御堂があります。
現在御堂は老朽化により改修工事中で、不動明王は六地蔵、延命地蔵と同じ場所に移され新しい御堂の完成を待っています。
(ここでも大切にされているのですね。)
来月行われる地蔵祭りは蔵河原(ぞうがわら)の祭りとも言われ、予定通り今年も催されると自治会長さんからお聞きしました。六地蔵、延命地蔵と一緒にお披露目が楽しみです。


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