診療科
内科
糖尿病・内分泌内科
科の特色
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、肥満症、甲状腺疾患などの頻度の高い疾患から、下垂体や副腎などの比較的稀なホルモン異常疾患まで、
種々の内分泌代謝性疾患に対して専門的な診療を行っています。
特に、糖尿病に関しては、糖尿病療養指導士を中心とした多職種スタッフと連携し、外来での療養指導、インスリン療法を含めた薬物療法を行うと共に、
合併症検査、必要な方には間歇スキャン式持続血糖測定器(isCGM)を用いて質の高い血糖管理を目指しています。
また、糖尿病専門医、糖尿病療養指導士、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士など多職種スタッフと連携し、
クリニカルパスに基づく教育入院や糖尿病看護外来、糖尿病透析予防外来、フットケア外来を通して、
糖尿病患者さんやご家族に十分な自己管理能力を身に付けていただけるようサポートしています。
診察する主な病気(病名)
- 糖尿病や脂質異常症、痛風、肥満症などの代謝性疾患
- 先端巨大症やクッシング病、尿崩症などの間脳下垂体疾患
- バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患
- 副甲状腺機能亢進症などのカルシウム代謝異常症
- 褐色細胞腫やクッシング症候群などの副腎疾患など
年間治療(手術)状況
糖尿病教育入院目的の患者数は年間50~60名ほどです。病診連携のもと、かかりつけ医からの紹介患者さんにも多く入院していただいています。
糖尿病の治療には、退院後の自宅での治療および療養が大切になることから、かかりつけ医との「病診連携」が非常に重要です。
当院は砺波総合病院糖尿病地域連携パスに基づき循環型の病診連携を行っており、
地域に根ざした糖尿病の専門基幹病院として質の高い医療の提供を目指しています。
糖尿病患者会や小児・ヤングサマーキャンプへの参加活動を通して、患者間及び患者・医療スタッフの交流を深めています。
糖尿病看護外来
当院では、糖尿病患者さんやご家族が糖尿病とうまく付き合いながら療養していただけるよう支援するため、糖尿病看護外来を行っています。 医師の指導のもと糖尿病看護外来では、糖尿病に関する基本的な知識、食事・運動・薬物療法、インスリンなどの注射薬・血糖自己測定の手技習得を支援しています。 また、糖尿病療養上のお困りごとに対するご相談をお受けしています。
対象 | 当科に通院中の糖尿病患者さん及びご家族 |
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診察日 | 月・水曜日(祝日、年末年始は除く) |
担当 | 医師、看護師(糖尿病療養指導士) |
指導内容 |
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問い合わせ | 内科外来 |
糖尿病透析予防外来
糖尿病の合併症である糖尿病性腎症が進行すると腎不全になり、やがて透析療法が避けられなくなります。 糖尿病の増加とともに、糖尿病性腎症で透析導入する患者さんが増加しています。当院では、糖尿病による腎機能低下を早期に発見し、 腎不全と透析導入を予防するために糖尿病透析予防外来を行っています。
対象 | 糖尿病性腎症がある患者さん(腎症2期以上) |
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診察日 | 月・水曜日(祝日、年末年始は除く) |
担当 | 医師、管理栄養士、看護師(糖尿病療養指導士) |
指導内容 |
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問い合わせ | 内科外来 |
フットケア外来
糖尿病患者さんは、足の小さな傷などから感染症を発症しやすく、治りにくい場合があります。 当院では、糖尿病患者さんの足病変の評価、足病変の重症化を予防するためにフットケア外来を行っています。
対象 | 糖尿病神経障害、閉塞性動脈硬化症、足潰瘍や足趾・下肢切断の既往がある糖尿病患者さん |
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診察日 | 月・水曜日(祝日、年末年始は除く) |
担当 | 医師、看護師(糖尿病足病変専任) |
指導内容 |
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問い合わせ | 内科外来 |