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診療科

救急科・ICU・HCU

集中治療における重症度評価と予後予測

APACHE Ⅱスコアとは?

APACHE(Acute Physiology and Chronic Health Evaluation)スコアとは、集中治療室入室患者における病態の重症度を客観的に評価するために作られた予後予測法であり、APACHE スコアと入院予測死亡率を算出する部分から構成されています。

実際には生理学的パラメータの評価、年齢の評価、合併する慢性疾患に対する評価に与えられる点数の総和として求めます。点数が高いほど重症度は高いと判定され、最高点は71点となります。

〔除外例〕
16歳未満の患者
集中治療室滞在時間が4時間未満の患者
熱傷患者 等

APACHE Ⅱ スコアの算出

【A】 生理学的パラメータの評価(APS:Acute Physiology Score)

集中治療室入室後24時間以内に得られた12項目のパラメータについて、それぞれの測定の最も異常な値を選択し、生理学的パラメータの合計を算出します。

〔臨床項目〕
体温、平均血圧、心拍数、呼吸数、動脈血酸素化、pH、血清ナトリウム、 血清カリウム、血清クレアチニン、ヘマトクリット値、白血球数、意識レベル

【B】 年齢修正
44歳以上の患者には年齢に合わせて加算します。

【C】 慢性疾患評価(CHE:Chronic Physiology Score)
心臓、肺、腎臓、肝臓、免疫系に重篤な慢性疾患を併発している患者はさらに加算します。

これら 【A】急性期生理学的パラメータスコアポイント、【B】年齢ポイント
【C】慢性併存疾患ポイントを合計したものがAPACHEⅡスコアとなります。

APACHEⅡスコア =【A】+【B】+【C】

入院予測死亡率の算出

APACHEⅡスコア、緊急手術の有無、集中治療室入室の主な理由となった疾患に割当てられた疾患別の係数を元に入院予測死亡率を算出することができます。

入院予測死亡率 :R = e/(1+e

k = -3.517+0.146×APACHEⅡスコア+0.603×(緊急手術加算)+ 疾患別係数

標準化死亡比(SMR:Standardized Mortality Ratio)

(実死亡率/平均入院予測死亡率)から算出されます。これにより施設間での治療成績の比較などが可能となります。

◆ICU
【2007年】
【2008年】
【2009年】
【2010年】
【2011年】
【2012年】
【2013年】

◆HCU
【2009年】
【2010年】
【2011年】
【2012年】
【2013年】