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臨床研修科担当指導医及び医局長よりメッセージ

教育研修部長・核医学科部長 絹谷 啓子

 平成16年に臨床研修制度が始まり、平成23年3月までに当院で臨床研修を終えた医師、歯科医師計38名(1年間以上当院研修経験者)が巣立っていきました。 このページを開いているあなたはどのような医師、歯科医師を目指しているのでしょうか?あなたの臨床研修の最重要項目は何ですか?
 当院は14万人医療圏の中核となる約500床の総合病院です。30種類の診療科がありますが、診療科の垣根は低くオープンフロアの医局(一見の価値あり)やティーラウンジ、廊下、階段などで 異なる科の医師達が気軽に声をかけ合って情報交換や相談をしています。院内では勉強会やカンファレンスが頻繁に開催されています。医師はもちろん、医師以外の職員も専門性や自主性を発揮して活躍しています。
 当院で過ごす時間を有効に活用して、生きている医療の現場から技術や知識だけではなく医療マインド、医療の複雑さ、チームで作り上げる医療、重圧感、達成感、いたわり、仲間意識、切磋琢磨、焦燥感、 コミュニケーションの難しさ等さまざまな目には見えないものを自分でつかみ取ってください。どのような職業でもあてはまることですが、口を開けてえさが与えられるのを待っているだけでは何も得られません。
 臨床研修を担当している私自身は、3代目の責任者です。研修の仕事を始めて3年目に突入しました。この仕事に唯一無二の正解などありません。 試行錯誤の毎日ですが、自分も過去に先輩やスタッフに育ててもらった記憶を励みに研修内容の改善に継続的に取り組んでいます。
 少しでも当院での臨床研修に興味がありましたら、どうぞ気軽に見学にお越し下さい。 職業人として積極性のある方、目的意識が明確な方、エネルギーレベルが高い方、あるいは静かに努力を継続できる方を歓迎いたします。

教育研修部副部長・内科部長 白石 浩一

 当院の教育研修部の使命は明日を担う人材の育成に貢献すること、人材育成の風土とシステムを不断に改善していくことであり、なされるべき最重要課題が臨床研修医の育成であると考えております。
 当院はちょうどよい規模の病院で,診療科間の垣根が低いので研修でどの科を回っていても様々な科のドクターが気軽に声をかけ、アドバイスしたり相談に乗ってくれたりします。 また特色のひとつとしてコメディカル部門のレベルの高さが挙げられます。とりわけ臨床工学科や呼吸リハビリ部門の水準は高く全国的に誇れるものであり、 彼らの仕事ぶりを見ることでチーム医療の醍醐味を実感することができます。
 私たちの目標は,ひとことで言うと『研修医の皆さんが「一緒に働きたい」と思われる医師に成長すること』です。 あたりまえすぎるかもしれませんが当院で研修を終えた皆さんが周囲のより多くのスタッフから「一緒に働きたい」と言って貰えるようになっていることが私たちの喜びであり、 皆さんにとっても充実した研修ができたという証しとなることでしょう。もちろん基本的な診療能力を身につけるだけではこの目標には届きません。
 私たちは「チーム医療」を人を育てる上でのいわばキーワードと捉えています。もちろん研修医の皆さんもチームの一員でありその中で確実に成長していけるような仕掛けを準備しています。 当院での研修が皆さんの医師としてのキャリア形成のうえで誇れる第一歩となれるよう努力したいと思います。

医局長 山田 泰士

 市立砺波総合病院の医局長は、医局に属する医師による選挙で選出されます。私は平成20年7月に医局長になりました。 これまで、自称「医局のマネージャー」として仕事をしてきましたが、医局長からみた当院の医師(私自身を含む)および医局を紹介します。
@ 個性的すぎる医局員
 当院の常勤医師は、大学医局(金沢大学、金沢医科大学、富山大学など)からの派遣が多いため、増減がありますが約80名(研修医を含む)です。 なぜか当院に勤務する医師はあまりにも個性的です。当院の地域性、雰囲気がそうさせるのか、もともと個性的な人間が砺波のチューリップ(産地です)めざして集まるのかは不明です。 例をあげると、当直明けに医局のソファーで居眠りしている先生、少年ジャンプを発売日に必ず買ってくる先生、ジャイアンツの試合が始まると必ずラウンジのテレビの前にいる先生、 毎週のようにグルメな食事会を開催される先生などなどです。もちろん、日常の業務は、ちゃんとしていますので誤解のないようにお願いします。
A 開かれた医局
 医局は、ワンフロアーを簡単なパーティエーションで仕切られ机がならんでいます。北陸ではこの医局の形態を「砺波方式」と呼んでいます。 ちょっと手狭な感じは否めませんが、医局員同士の距離感が近く、ゴルフコンペや飲み会の打ち合わせが容易です。さらに、男女の出会いも多く、医局員同士の結婚が相次いでいます。 私自身も7年前に妻(当院小児科医)と結婚しました。もちろん、症例の相談や診療の依頼などの連絡がしやすいことが最大のメリットです。
B たまにはこんなことも
 医局員はまさに個性的な頭脳集団です。それぞれが各部署で忙しく仕事をしています。 しかしながら、一旦重症患者が救急室に搬送されると、おいしいお菓子にアリが集まるかのごとく、多くの医師が集まってきます。 各自が患者をいろんな角度から評価、治療することにやりがいを感じているように感じます。 しかしながら、境界領域の疾患や多疾患を合併している症例では、治療方針に関して意見の食い違いが生じ口論になることもあります。 言いたいことが言える雰囲気があるからこそ、このような問題が生じるのかもしれません。
C モラルに期待する
 医局長として医局員に繰り返しお願いしていることがあります。それは「モラルに期待する」ということです。医局には、規約がありますが、最低限度のきめごとだけを明文化してあります。 医師という自由度の高い仕事の性質上、規則でしめつけることは業務の活力を妨げ、モチベーションの低下につながると考えています。医師はよくも悪くも、大学で6年間学んできました。 さらにさかのぼれば、難関とされる入学試験で選ばれた頭脳の持ち主であると信じます。選ばれた人間であるからこそ持ち合わせるモラルに期待しています。
D 研修医に期待すること
 最後になりましたが、研修医に私が期待することは、「ワクワク感」です。数年前に当院の研修医がゼロになったことを経験しました。 今思い返せば、そのときの医局員はひたむきに診療を行っていましたが、会話も少なくなり、医局の蛍光灯の電圧が下がったようにさえ感じました。 私たち医局員は、日々の診療による疲労やストレスを感じていますが、研修医がいない状況を経験して、研修医の存在そのもので私たち医局員はワクワクすることに気づきました。 研修医には、個性的な医局員が持ち合わせる能力をおしみなくお見せいたします。医局員の仕事ぶりを見て、いっしょにワクワクしていただければ、医局の蛍光灯の電圧があがると信じています。

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