近年、道路が拡幅されたり新設されたりするたびに、古きよき風情が消されていく。しばらく見ぬ間に変わってしまって驚くことが多い。
小牧の集落の上を国道156号線が通っているが、金屋トンネル（145m）を出て上流に向かってしばらく行くと、消雪装置があるとはいえ、道路を挟んでひっそりと昔ながらのたたずまいの集落がある。
苔の生えた石積みの上の家や土蔵の姿や、左手下の家屋の造りなど、値千金の風景を堪能することができる。小牧の集落には、伝統的な日本の美が残っている。