ラ・ラ・ラ・ライブラリー 砺波市立図書館
2019年03月07日 17:07
毎月第1木曜日の12:20からは砺波図書館ラジオの日!
FMとなみ【76.9㎒】さんでイベント予定や
オススメ本を紹介させていただきました。
新図書館の建設がはじまっています。
120メートルの大型クレーンが働いている様子や、
ドローンで撮影した写真などを、
図書館のブログやTwitterでも様子を紹介しているので、見てみてくださいね(^^)
イベントは、毎年大好評の「雑誌リサイクル」についてご案内します。
★雑誌リサイクル★
◎庄川図書館◎
期間:3/21(木)〜3/28(木)
◎砺波図書館◎
期間:4/12(金)〜4/18(木)
保存期間の切れた雑誌の他、
クラフトなどに使いたい方も多い英字新聞、
少しですが、料理・手芸・園芸などの実用図書もありますよ。
1冊10円、お一人5冊までお分けします。
毎年大変人気なので、お目当ての雑誌等はお早目に(^^)
さて今月紹介した本は、
「千年図書館」
(北山猛邦‖作)
「全てはラストで覆る!強烈な余韻があなたを襲う5つの物語」
とあるように、意外な結末を楽しめる本です。
推理小説としても面白く、5つの短編それぞれが、
少しSFだったり、外国小説のようだったり、
テイストが違うのも楽しめます。
表題作の「千年図書館」を少し紹介すると…
ある貧しい村で、北の湖が凍ったままになると、
くじで選ばれた若者を西の果てにある「図書館」に捧げる慣習がありました。
生贄になった司書は、ただ本のような箱を運ぶのが仕事で、
以前は顔のない化け物がいたといいます。
ある時、村の少年が氷を解かそうと「神の火の本」を盗むのですが…
無理やり開けた箱に書かれていたマークの意味が分かると、
化け物や司書の仕事の意味などが一気に分かる仕掛けに、
最後のページで思わず声が出ること間違いなしです。
SF的な「今月の月はしましま模様?」は、
月に巨大結晶状物体が刺さった地球で起こる奇妙な日常の物語で、
これも意外な結末を楽しめますよ!
著者は1979年生まれで、「物理の北山」と呼ばれるほど、
秀逸なトリックの本格ミステリ作品が人気です。
繊細な人間関係や、やさしい登場人物の出てくる切ない物語もおすすめなので、
ぜひその作品世界を味わってみてください。