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2017年11月02日  16:14

11月のラジオで紹介した本です

毎月第1木曜日の12:20からは砺波図書館ラジオの日!
FMとなみさんで今月のイベント予定
オススメ本を紹介させていただきました(^^)

また、来月12月は「砺波市子ども読書月間」ということで、
公共図書館、学校図書館が連携して読書に関する取組をしていきます。
それについては別記事で紹介します





「見た目レシピいかがですか?」
(椰月 美智子‖著/PHP研究所)


「人は見た目で判断してはいけない」と言われますが、
でも「見た目」や「第一印象」は、大きい…と思いませんか?
この小説は「見た目」をテーマにした4つの短編が収められています。

中学生の娘から「参観日にお母さんが一番ダサかった」
と言われてショックを受ける「純代の場合」。
スーツの似合うピシッとした姿に魅かれ、
同窓会で再会した男と不倫関係になったものの、
私服のカッコ悪さが許せない「あかねの場合」。

彼女たちがアドバイスを受けるのが、「第一印象向上委員会」という肩書をもつ御手洗繭子、
職業はイメージコンサルタントです。

似合うカラーや服、メイク、髪型と提案されることで、
確実に「見た目」が変わり、周囲の反応も変わってくるのですが…。
自分の気持ちを変えるのはそう簡単ではないのでした。

繭子のアドバイスは、やっぱり見た目かぁ、と思わせながら、
実は一番大切なのは自分自身を外側から見られるか、
マイナスな気持ちとどう向き合い、受け止めていくか…
そんなことを感じさせてくれます。

そして最後4話で語られる「繭子の事情」。
繭子のこれまでと、これからがとても印象的な物語になっています。
ぜひ読んでみてください。





「精進ひとすじ 片岡球子の言葉」
(片岡 球子‖著/求龍堂)


ラジオでは時間がなくて著者の紹介を主にしたのですが、
片岡球子(かたおか たまこ)さんは明治38年北海道札幌市生まれ、
平成20年に103歳に亡くなられた日本画家です。

画家志望に反対する両親から勘当され、
小学校教師で生計を立てながら制作を続けていましたが、
やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立されました。

そんな片岡球子さんの言葉にも、力強さがあらわれています。
最初に書かれている「絶望ではない。渡ってやろう」という言葉。
また、画風がなかなか認められなかった時代に師から言われた言葉、
「片岡球子の絵は、片岡球子の絵でなければならない!」
そんな言葉にも支えられ、文字通り「精進あるのみ」の人生を送られた片岡球子さんの、
飾り気のない、率直な言葉が1冊の本になっています。

作品や、瀬戸内寂聴さんとの「日本画ひとすじ」と題した対談も収められています。
その表現にも言葉にも、引き込まれる力がありますよ!


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