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2016年11月20日  15:54

猪谷関所館に行って来ました

ご無沙汰しておりました、地域おこし協力隊1号の野水です。

先日、富山市細入の猪谷関所館に特別企画展『祈りを彫る円空』展を見に行きました。突然の訪問にも関わらず、林館長が丁寧に長時間説明してくださいました。
細入の円空仏24体(館所蔵の8体を含む)が7年振りに一堂に会したそうで、(しかも7年前は全部ではなかったそう)そこに岐阜県から借りた2体もプラスされ、計26体もの円空仏が勢揃いしていました。円空仏ファンの私としては、まさに垂涎の企画展でした。図録が作られてなかったのが残念でした。

円空は、江戸初期に岐阜県で生まれ、全国を行脚し、また富士山・白山・穂高岳・乗鞍岳等を登拝登山し、行った先々で円空仏と言われる一木造りの簡素で微笑を浮かべた仏像を残しています。その数なんと生涯で12万体とも言われ、現在全国に約5000体が現存しているとされ、その分布も北海道から近畿にまで及んでいます。その内、富山県には30体見つかっており、内24体が細入の猪谷・蟹寺・庵谷・加賀沢の寺社や民家で見つかったそうです。立山登山の際に滞在した時のものではと言われているそうです。
今回の展示品は、全て小ぶりなものでしたが、一番大きなものは2メートルを超えるものもあり、また砺波市の姉妹友好都市である北海道むかわ町でも「鵡川大漁地蔵尊」と名付けられた円空仏が存在します。「鑑定団」のテレビ番組でも度々登場し、中には2〜300万円の評価額が出たものもあります。

円空仏の大規模な展覧会が、2013年に東京国立博物館で開催され、2015年に福島県立美術館で巡回開催されました。その時のチラシを添付します。その時には、飛騨千光寺所蔵のものを中心に岐阜県高山市所在の約100体もの円空仏が出品されたそうです。
飛騨千光寺は、真言宗の古刹で「飛騨の高野山」と呼ばれています。ここの「円空仏寺宝館」には64体もの円空仏が保存されています。まだ行ったことはありませんが、11月末迄しか開館してないそうです。
ここ砺波市にも、同名の同じく真言宗の千光寺があります。先月開催した移住体験ツアーの際に、土蔵の会の尾田理事長の案内で中を拝観させていただきました。大変立派なお寺でした。もしかしたら、同じ名前、宗旨も一緒ということで、探せば円空仏が見つかるかもしれませんね。

猪谷関所館は、江戸時代の関所のミュージアムということで、当時の説明を興味深く見て来ました。中でも、神通川の渡しのかごは五箇山で見たものとよく似ていました。また、近くの神社には素戔嗚尊を祀ったところが多く、野仏と共に興味をそそられました。
帰りに立ち寄った「楽今日館」の温泉の泉質がツルツルしてて、大変気持ち良かったです。館名の由来は聞きませんでしたが、細入名物の「らっきょう」から来ているのだなと思いました。



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