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ふるさと学芸員の小窓

ふるさと学芸員のブログです。砺波市の「ふるさと文化財」とは、地域の財産として親しまれ大切にされている文化的財産のことです。このブログで少しずつご紹介していきたいと思います。
メール furubun001@gmail.com
ホームページURL http://blog.city.tonami.toyama.jp/group/furusato/
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2012年12月28日 14:52

 最近、ニュースでたびたび耳にするのがノロウイルスの脅威。冬季に多発し、感染経緯のほとんどは経口感染だそうです。
 かつて衛生設備がまだ整っていなかった頃には、食中毒に限らず様々な疫病の集団感染が起こっていました。(余談ですが、何年か前にヒットしたドラマの中で、幕末にタイムスリップしたお医者さんがコレラの蔓延に立向かうってお話ありましたね)

 そこで思い出されるのが「ふるさと文化財28 史跡 上水道記念碑」です。
 出町の上水道は北陸三県で最も早く整備されました。もともと出町は地盤の関係で地下水までが遠かったため、飲料水の大部分は河川水に頼っていました。そのため衛生状態もあまり良くなく、疫病が流行する原因のひとつにもなっていたようです。
そこで当時の町長が調査委員を設け、上水道敷設に向けて動き出しました。工事には紆余曲折がありましたが、大正十三年に竣工しました。地方には水道工事の経験者も技術者もいなかったため、それはそれは大変だったようです。
詳細は2011年7月28日の記事をご覧下さい(*^^*)



ノロウイルスの予防法は

食事の前やトイレの後などには、せっけんを使ってしっかりと手洗い。


タオルなど共用で使用するものを避ける。


下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。


食品中のウイルスは加熱することで感染性をなくすことができます。食品の中心温度が85℃1分以上になるようにしっかり熱を通して食べましょう。


便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用しましょう。汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用する。



といったことだそうです。
ちょっとしたことで守れる健康。いろいろな場所での飲食の機会が増える年末年始には意識したいものですね。

どうぞよいお年をお迎え下さい。


  • 思ったこと

2012年12月19日 09:59

冬の晴れ間に宗半塚に行ってきました。
雪はかなりとけていたので、車から降りてからの道も歩きやすかったです。



宗半塚の前にはみかんが供えられていました。(みかんわかりますか?!)

地元の方かどなたかがここへお参りにいらしているのでしょうか・・・?
戦国時代にはすでに蜜柑の栽培はされていたようですが、当然今ほどの生産技術はないですよね。宗半が生きている間に蜜柑を食べたことがあるとすれば、お供えされていたみかんは、当時のものと比べてきっとすごく甘みのあるみかんなんじゃないかな〜。


なんだかちょっとほっこりした気持ちになる風景でした(*^^*)


  • 見たこと

2012年12月10日 11:10





12月8日、来年春に上演される出町子ども歌舞伎曳山に出演する子どもたちとその指導にあたるお師匠さん、関係者による初顔合わせがありました。

この日はお師匠さんから歌舞伎の発声練習や所作についてのいろはを聞きました。早速手を動かしてやってみる場面もあり、みんな真剣に練習し気持ちを高めていきました。実はお師匠さんもこの日は子どもたちと接しながら演じてもらう役を決める大事な日でした。子どもの人数、背丈、雰囲気から場合によっては演目の変更があるからです。今後の予定は、1月中に配役を決定し役柄別の台本とテープが届けられ、各自自宅で自主練習です。そして2月下旬から3月上旬まで全体練習が行われます。その間役員は組織立てからスポンサー探し、当日までの予定進行など、家族は日々わが子のバックアップに徹します。

やっぱり見えない部分って大きいな…。


詳しくはこちらへ
出町子ども歌舞伎曳山祭り
砺波市出町子供歌舞伎曳山会館


  • 見たこと

2012年11月02日 11:21

なわ塚碑の由来とはまた別のお話です。
先日、柳瀬比賣神社で秋季例大祭が行われ、そこで浦安の舞と雅楽の演奏の奉納がされました。今年は宝くじの助成金で衣裳や楽器が新調されたので、そのお披露目も兼ねた奉納でした。
神社の中にはたくさんの方が見に来られていました。



浦安の舞は、昭和15年に宮内庁の多忠朝によって作曲作舞されて全国に広められました。その際に柳瀬からも有志が習いに行き、今に伝わっているそうです。昭和15年から毎年欠かさず奉納されているそうですよ。



舞姫は地域の小学4年生から6年生の女の子が4人選ばれ、10月に入ると練習が始まります。中には、おばあちゃん・お母さん・娘と、親子三代で舞姫を経験しているご家庭もあるのだとか。
舞を教えるのは「始聞社」の方々。最初に浦安の舞を習いに行った方々から伝承されている雅楽グループで、柳瀬の住民の有志の方々です。雅楽の練習は月に2〜3回行われていて、砺波のほか井波や城端の法要に出ることもあるそうです。積極的に練習しているとおっしゃっていました。



舞が終わると、観にこられていた方々が「上手やったね〜。」「良かったわ〜。」と口々に今年の舞を絶賛していらっしゃいました。地域の方々も楽しみにしていらっしゃるのでしょうね。私も素敵だな〜と思って見ていましたよ☆
子供が参加する秋のお祭りといえば男の子の獅子舞が思い出されるのですが、女の子もこんなふうに地域の行事を担えるのっていいなぁと思いました。


  • 見たこと

2012年10月31日 11:51

祖泉神社の鳥居前の小堂にいらっしゃるお地蔵様は、南北朝期から室町初期の作と見られるとても古いお地蔵様です。磨耗や欠落が激しい状態ではありますが、肉厚で丸みをおびた感じが優しい印象のお地蔵様です。左ひざを曲げた半跏の状態で座っていらっしゃいます。


膝の状態は見えないですね(^^;)

毎年10月30日に地域住民の有志の皆さんによって地蔵祭りが開かれています。




現在、祖泉の地蔵祭りには宮丸の西方寺さんがおまいりをされています。かつては瑞泉寺さんからお参りにこられていたそうです。お寺さんが変った理由にはこんなお話が。


昔、祖泉には大きなケヤキの木がありました。地域の住民達は、「この木はいつか西方寺さんに差し上げます」と約束をしていたそうです。

明治15年に瑞泉寺さんが火事で焼けてしまいました。瑞泉寺さんの大きな御堂を再建するには大きな木が必要となり、探したところ祖泉のケヤキはどうだろうということになりました。
 
 瑞泉寺さんが地域住民にケヤキの寄進をお願いしたところ、住民達は「これは西方寺さんにあげるものだからダメだ」と断りました。
 そこで、瑞泉寺さんは「ケヤキを寄進してもらう代わりに、祖泉の地蔵祭りはこの先ずっと西方寺さんにお参りしてもらうことにします。」と約束をし、ケヤキを寄進してもらうことができました。

 昔は地蔵祭りに参加する住民も多かった為、お祭りの際に集まるお布施はとても多く、米俵なんかは荷車を引いて帰るくらいだったのではないかとのこと(西方寺住職・談)

 地元のお寺を大切に思う住民の皆さんは、それだけ巨額のお布施が西方寺さんにいくのであれば、ケヤキをお渡しするのに匹敵すると考えたのでしょうね。信仰心の厚さが伺えるお話でした。

 600年くらい祖泉に鎮座するお地蔵様。お近くの方はそっとのぞいてみられてはいかがですか?


  • 彫刻

2012年10月16日 14:40

ふるさと文化財に指定されている、庄川町西野々の高台にある御上様塚。塚には『罪福皆空無所住』と彫られた石碑と、観音堂が建てられています。
 御上様塚のいわれについてはこちら。

石碑が建てられてからおよそ300年後。塚に植えられた松の木は大きく太く育ちました。
明治12年のことです。井波の瑞泉寺が火事が焼けてしまい、近くの村々ではなんとしてでも御堂を再建するとを誓い合いました。
 ある日、西野々の人々も御堂の再建のための材木をどこから切り出して瑞泉寺に寄進するかを話し合いました。その席でのこと・・・
「御上様塚の松、なんちゅう でかなったのう。 あれどうじゃ。」
「木を切って お上様のたたりはないかのう。」
「いや、井波の御坊へ行こうとしてやったがやから、本望じゃろ。」
「御坊から来てもろて、ナンマンダブツをあげたらよかろう。」
と、とうとう松を切ることにしました。

ところが松を切ってしばらくしたころ、御上様塚の近くに住んでいた老婆が突然気が振れてしまい、毎晩村中をさまよい歩き、そのうちに狂死してしまいました。
村人達はお上様のたたりだと噂をしました。そしてたたりを収めるためにはどうしたらいいかを話し合い、観音様像を建てることにしました。それで観音像を建てたのが、明治の名石工森川栄次郎です。

 観音像が完成すると、付近の人々は一層お上様を慕い、観音様をお参りしました。
ある日信心深い老人が高熱が続く病気になり、家族はなんとか病気を治そうと観音様に、朝夕おまいりししました。すると七日目の朝早くに観音様におまいりしに行くと、観音様が汗びっしょりになっていました。どうしたことだろうと思いながら家に帰ると、夕べまで高い熱を出していた老人はすっかり熱が下がって元気になっていたそうです。
 それからはさらに観音様をおまいりする人が増え、朝に夕にとお花などを供えられたそうです。


【参考図書】
「庄川町の伝説・民話選集(1) ふるさとの昔むかし」
庄川小学校PTA


  • 史跡

2012年10月02日 16:54

先日のブログでもお知らせしておりましたが、10月21日(日)は第4回の戦国祭りが開催されます。
今年は新企画がいろいろあるので、これまでに参加したことのある人ももう一度増山城跡を楽しんでいただけると思います(*^^*)

そして、そんな戦国祭りを広くPRするためにTSTさんで告知をすることになりました!




「もっとゆっくりしゃべって!」とか「固いよ!」なんていうお言葉をいただきながらも、無事に収録は終了です。放送では去年の様子なんかも流れるみたいですよ。私たちがいっぱい練習した上でのPR劇も合わせてお楽しみ下さい・・・。
(↓アドバイスを真剣に聞いてみるも、難しかったです(^^;))





ちなみに私たちが着ているのは「増山城跡Tシャツ」です。背中には春風亭昇太さんの筆による「増山之事 元来嶮難之地」が書かれています。戦国祭りでは実物も見れますし、購入も可能ですので、気になる方は要チェックです!!


  • お知らせ

2012年10月01日 17:16

先日の井戸発見から更なる構造を知るため、断ち割り調査が行なわれました。
断面を見ても石組みが丁寧に積まれていることがわかります。
付近には川が流れていた痕跡もありますが、にもかかわらず状態がよく残っており、砺波市内で井戸が出土している例がほどんどないことからとても貴重な資料であるといえます。学芸員の野原さん、撮影に気合が入ってました。





  • 見たこと

2012年09月27日 17:18

今日の現場は朝から掃除。
遺構面がきれいになったところで次はラジコンヘリを使って空から撮影。
一人はヘリを操縦、もう一人は車内でモニターに映し出された画像を確認しながらシャッターボタンを押していきます。
今回調査区460uの全景が確認でき、測量終了です。





  • 見たこと

2012年09月26日 16:14

今年で4回目となる「国指定史跡 増山城戦国祭り」です。




日時:2012年10月21日(日)午前9時30分〜午後1時30分
場所:増山城跡(富山県砺波市)

●武者と記念撮影コーナー
●手作り甲冑武者参上!!
●弓矢体験
●組紐体験
●狼煙リレー
●特産品・農産物販売
●飲食コーナー(戦国鍋・戦国そば・戦国杵つき餅販売!!)※12時半〜戦国杵つき餅実演!

【知の合戦!! 風雲増山城】
時間:11時30分〜12時30分 参加費:300円(小学生以下無料)
頭脳と体力で増山城を攻め落とそう!!なんと景品には松茸が!!
申込先: メール m.sengoku4@gmail.com 電話0763-37-2056(栴檀野農村振興会館)

【いざ出陣!! 増山城戦国ウオーキング】
日程: 受付9時〜(冠木門前) ウオーク(午前)9時30分〜11時30分 (午後)12時30分〜13時30分
参加費:300円(小学生以下無料) ウオーキングの後、参加記念品をお渡しします
コース:
Aコース【増山城入門コース】・・・所要時間1時間 冠木門から二ノ丸まで周遊するお手軽コースです。
Bコース【増山城満喫コース】・・・所要時間1時間半 増山城全体をじっくり歩いて学習するコースです。
Cコース【亀山城コース】・・・所要時間1時間 新しく設けたコース。知られざる亀山城の縄張を徹底的に解説します。

申込先: メール kuruwano@gmail.com 電話 0763-32-6815

ウオーキングで増山城を知った後に風雲増山城に参加すると、松茸をゲットする可能性が高くなるかも?!

どちらの申込も平成24年10月17日(水)までにメール・電話でお申込下さい。
当日受付も可能ですが、なるべく事前にお申込くださいね。


  • お知らせ