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ふるさと学芸員の小窓

ふるさと学芸員のブログです。砺波市の「ふるさと文化財」とは、地域の財産として親しまれ大切にされている文化的財産のことです。このブログで少しずつご紹介していきたいと思います。
メール furubun001@gmail.com
ホームページURL http://blog.city.tonami.toyama.jp/group/furusato/

2014年01月07日 16:25



「ふるさと文化財」に登録されている左義長。準備万端です!


  • 無形民俗文化財

2012年01月10日 11:41



■左義長・砺波市太田

小正月の代表的な行事に左義長があります。
砺波でも昔から「ものごと」の一つに数えられ、1月中旬までにそれぞれの地域で行われています。最近の傾向は地区で異なり、14日固定ではなく成人の日をいれた3連休のあいだに行われるところもあるようです。
(昨日のニュースでは小杉が紹介されていたよ♪)
形式は、青竹を円錐形に組み藁や豆がらをめぐらせ高く立ち上げ、当日は子ども達がお正月に書いた書き初めを燃やしたり、昨年から正月までに使った縁起物や餅などを一緒に焼きます。燃え上がった炎や煙には、年神様が天まで乗って帰ると信じられ、炎の大きさや青竹の割れる音で一年の始まりを味わいます。
『砺波地域の民俗―伝統文化の実状―』によると太田地区の場合、昔は子ども達がオヤカタ(14歳)を中心に竹を集めてまわり、地区内4箇所に分けて行っていたが、現在は全域で1箇所のみ。場所は太田消防屯所の隣り。市内でも規模が大きく、また左義長の歌も残されています。(尾田武雄氏写真提供)


  • 無形民俗文化財

2011年06月16日 10:10

6月9日、10日、林地区小島でヨータカがありました。
砺波郷土資料館館長の高原さんに教えていただいき、私は9日の夜7時頃に小島神社の隣の公民館にお邪魔しました。公民館では集落のお母さん達が夕食の準備をしておられました。
「ヨータカは今どのへんですか?」と聞くと「神社の裏手の家だからもうすぐこの辺に廻ってくるよ。」と言われ、一先ず待機。

ここでおさらい!
ヨータカとは、田植え(農繁期)の終わりを祝う行事。砺波地方中・北部では6月10日をヤスゴトといい、この夜、子供たちがヨータカという行灯に火を灯して歌を歌いながら村内の各個を巡回し、万年豊作を祈る。

(『とやまの文化財百選シリーズ(4)とやまの年中行事』 富山市教育委員会発行)
となっています。

小島のヨータカは、毎年6月9日、10日のヤスゴトの日の夜と決まって行われる児童クラブ主催の行事であること。小あんどんは、正面に武者絵、裏面に祝田祭、側面には豊年万作と児童名が描かれ、クラブ員全員(33名)が2日間にかけて集落の94軒を太鼓にあわせて1軒ずつ歌いながら廻るもの。100年以上の歴史を持ち、昔は中学2年生以下の男児だけで行う行事だったが、今は児童クラブ全員でこの伝統を守り続けていること。練習は神社境内で1ヶ月かけること。村人は、子供たちが廻ってくるのを楽しみにして、玄関や式台で迎えることを小島児童クラブヨータカ指導担当でもある高原さんから聞いて何だか胸が熱くなりました。




神社境内の柱に歌詞が貼ってありましたので紹介します。


小島 よいとこ
田んぼが ひろい
いねに こがねの
花が さく
チョイヤサ チョイヤサ

ほたる こいこい
あお田の まつり
むらの たいこが
ドンドーンと なる
チョイヤサ チョイヤサ

田うえ すました
あお田の おもに
いわう よたかの
ひが うつる
チョイヤサ チョイヤサ


ヨータカを行うことによって大人にも子供にも地域にもいいことがたくさんあるように感じました。やってない地域、今からでもやらないかな〜?


  • 無形民俗文化財

2011年06月13日 13:17

『ふるさと文化財』の無形民俗文化財には、「ヨータカ」があります。
昔ながらのスタイルを継承している、庄下地区の大門、林地区の小島が登録されています。
今年、庄下地区・大門のヨータカは、大門児童クラブ21名(小学生男女)の主催で、6月4日、5日で行われました。私は、前日の通し稽古と初日の昼、夜とお邪魔させていただきました。

大門のヨータカは、一輪車に大行燈を置き、その周りを小行燈を持った子供たちが歌いながら歩きます。各家では、玄関口や式台を開け、家の中を明るくして迎えます。
前日の夕方、大門公民館で入場から退場までの通し稽古がありました。上級生からの叱咤激励もあり、気合が入ってみんな真剣そのものでした。それもそのはず、2日かけて110軒ほど回るのですから、だらだらしていられません。気力と体力も不可欠なようです。(厳しいですね〜。)


初日午後、祖父川神社からスタートし晩まで70軒ほど回るそうです。
はちまきに半被姿がキマッてます。(この日、夏日のような暑さでした。)

夜は「夜まわり」と言って蝋燭の灯りが入り、ぼんやりとあたりの田んぼが照らし出され、幻想的な雰囲気の中で行われます。

元気な子供たちの歌声に、迎えた家人の表情も笑顔でいっぱいでした。一生懸命な子供たちを大人達がしっかり見守っている姿に、家族や地域の繋がりを強く感じました。

昔ながらに子供たちが小行燈を持ち、元気な歌声で各戸を回り、五穀豊穣、家内安全を願うヨータカは、大門の人たちにとって大切な行事なんだということがよくわかりました。
今回ご協力いただきました石田さんご夫妻、市役所の黒田さんはじめ、大門の皆さん、いろいろありがとうございました。







  • 無形民俗文化財